Date:2008/01/25 13:18
こんにちわ。最近はマーヒー生活を満喫しているヤス@ダメ教師です。今日職員室でやったことと言えば、お茶を飲んだこととコーヒーを飲んだことくらいです。てへ。
さて、明治大学の応援団が、下級生への暴行で解散になりました。
このニュースを受けて、応援団=暴力 みたいなイメージがある意味ではついてしまったと思います。もっとも、応援団なんて言うとそれだけで暴力的なイメージは昔からあったのかもしれませんが。
応援団って、なんでしょう?
僕は、埼玉県立熊谷高校で、応援団員、3年次には第54代の応援団長として、3年間を送りました。
今の僕があるのは、応援団があったからであると、確信をもって言えます。
応援団て、部活を応援するのが仕事じゃないんですよ。知ってますか?
応援団の仕事って、ひとつだけなんです。
それは、学校をひとつにまとめること、です。それだけだと僕は思っています。
オレは、熊谷高校を何よりも愛している。だから、野球部をはじめとするいろんな部活でがんばってる熊高生を、力の限り応援する。できるだけ勝ち進んで欲しい。その力になりたい。それだけの理由で。
そして、応援するには、「応援する資格」がなきゃならない。
毎日を適当に過ごしているやつらに「がんばれ」なんていわれたって、何にもうれしくないでしょ。
だから、応援団は、熊高のだれより、どの部活よりも、厳しく練習しなきゃいけない。それが、応援する資格というものなんです。
また、応援団の一挙手一投足は、常に均整を保ち、それだけで見るものを勇気付けるものでなければならない。
したがって、応援中の個人の自由は100%束縛される。
団員が疲れた顔をしたり、適当な立ち居振る舞いをしていたら、それこそ応援する資格なんてないし、選手はもとより、応援に来てくれる熊高生を盛上げられない。
だから、日ごろから練習中には団員には一歩だけうごくとか、汗をぬぐうとか、顔を掻くといった動作すべてが禁止される。100%、束縛されるのだ。先輩が何も言わなければ1時間でも2時間でも決められた姿勢を保持しなくてはならない(そしてまたこの「決められた姿勢」というのが、辛いものだ)
練習でやることは、長い間脈々と継がれてきた応援歌の振りの反復練習。これを「拍手」「突き」などにわけ、声を出して1000回も2000回も繰り返す。
練習場所は、校舎の屋上だ。声を出せばほとんどすべての部活に聞こえる。だから、練習だって、応援になる。
練習は、辛い。倒れるものもいる。救急車だって見た。3年次まで残れるものは入部した部員の半分にもならない。
母校を愛し、母校でがんばる生徒を愛し、母校の勝利を100%信じて、力の限り応援する。
だから、応援団は全校生徒が憧れ、彼らの声に耳を傾けるのだろう。
僕が引退するステージ、それは文化祭での演技発表会だが、自分たちの店や活動がある中、何百名もの生徒が、校歌を歌うためにステージ下に集まってくれた。
熊高がひとつになるとき、そこにはかならず応援団がいる。
権力は初めからあるのではない。それは、努力して、汗をかいて、涙を流して、耐えて耐えて、そして受け継がれるものだ。
明治大学の応援団はもはや応援団ではない。あのニュースを見て応援団そのものへの疑問が大きくなることを悲しく感じる。
いまでもオレは熊谷高校が大好きなのだ。
熊谷高校應援團公式サイト
http://kumakou.nobody.jp
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この記事に対するコメント
無題
押忍!
団長質問っす!
応援団のHP拝見させて頂きました(^o^)丿
ヤス団長の時は副団長や旗長はいなかったんですか?
無題
いつかの読売新聞に「熊谷高校は応援団がまとめている」って書いてありました。
内容は応援団とは関係ない物でしたが。
甲子園でのコール(っていうんでしたっけ?)がすごく嬉しかったのを覚えています。
なるほど、頑張っている人に応援されるからやる気が出るんですね。
次の日バイトで憂鬱だった気持ちが軽くなりました。
無題
>つっちょ
試合お疲れ様でした。相変わらずボールを保持できない…
えーと、僕の代は3年次まで残ったのが僕一人だったんです。
みんなやめちゃったのよ、、、
見てくれてありがとう!
>るかなちゃん
うれしく感じてくれたらこちらもうれしいです。
キモチ次第だよね。
無題
母校を愛してるとか...
先生,カッコいい!
最高!!
でもー…
「てへ。」がね.
たまにきず,ですよね.
無題
>メイさん
常に真剣なアホを目指してます!