Date:2008/05/20 21:47
村上春樹の著作(糸井重里との共著)に、「夢で逢いましょう」という作品があります。
この本は趣旨がとてもおもしろくて、
何はともあれカタカナ語をずらっと並べて、ひとつひとつについて片っ端からエッセイやらショートショートをくっつけていく、というものです。
たとえば、「アンチテーゼ」の箇所の始まりは、こんな様子。
メニューの<今夜のスペシャル>というコーナーに、僕はアンチテーゼの料理をみつけた。
「ノルマンディー風新鮮アンチテーゼのガーリック・ソースかけ」とある。
「このアンチテーゼだけど、本当にそんなに新鮮なんですか?」と僕はメニューをにらみながら給仕係に質問してみた。
「ええ、それはもう間違いございません」と給仕係は…
というかんじ。
僕は村上春樹先生のなんというか、あっと驚くようなことをさもありなんというふうにさらっと書き流し、しかしそのなかにあって有効なテーゼのようなものが漂うような作風にすごくすごく畏敬の念を抱いていて(普段は僕はそんな文章を書かないが)、こんな文章を書きたいとずっとずっと思っていた。
高校時代に応援団員としてお笑いネタをずっとずっと考えていたことで、いまでもとっさのギャグが浮かんでくる頭を有している。
つまり、文章を書きたければ、実際に書き続ける以外には、無いのだ。
で、この「夢で逢いましょう」方式なら、続けて書いていけるような気がしている。
だから、ちょっと、やってみようかな、と思う。
週に1本、そのくらいかな。文章を書いてみたい。
というわけで、テーマを募集します!なければその辺で浮かんだフレーズやイメージを適当にこしらえて文を作ってみよう。
たくさん本を読んだ。そろそろ体が何かを書いてみたくなってきているのかもしれない。inputのあとにoutputだっ
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